活動歴
平成20年度 知事広聴「ふれあいトーク」(文化関係)
〜文化による感性豊かな地域づくり〜
日時:平成20年9月12日(金)10:00〜13:00
会場:県庁別館9階第2特別会議室
【出席者】(8名)
伊藤真知子 (焼津市音楽連盟)
久保田翠 (NPO法人 クリエイティブサポートLet's)
小泉京子 (静岡おやこ劇場)
佐藤剛史 (劇団「伽藍博物堂」)
高崎健二 (静岡ジュニアジャズオーケストラ)
高橋正彦 (NPO法人 音楽の架け橋メセナ静岡)
原田実 (浜松ジャズ協会)
松浦正美 (NPO法人 ウォーター・ビジョン)
知事が県民の生の声を聴く「知事広聴 ふれあいトーク」に参加し、文化関係で活動する現場での取り組みや課題などについて、石川知事や様々な分野に携わる方々と意見交換を行いました。
以下、静岡ジュニアジャズオーケストラ代表・高崎健二と石川知事の意見交換内容
「ジャズを教育に浸透させたい」
高崎:20年くらい前からジャズを教育に浸透させようという動きが始まったが、部活動としての活動は、静岡県内ではまだない。10年前から三島を練習地として中高生を集めて静岡ジュニアジャズオーケストラの活動をしている。
今年の国民文化祭の茨城ジャズフェスティバルに唯一の学生バンドとして参加する。自費で立ち上げた為、指導者の負担が大きい。浜松や静岡市に比べると、東部には大きなコンサートホールがないのが残念だと思う。
知事:美術館やコンサートホールも間近にあると良いと思うが、それだけの経費負担ができないので、公共交通機関の利便性を向上させなければいけない。東西の交通の利便性を利用して、行政の範囲を超えて公共施設を活用することも呼びかけている。
高崎:三島は富士山のすそ野が広がり、箱根と伊豆、駿河湾と素晴らしい景観に恵まれている。この素材を大事にして、行政の力をいただければ素晴らしい文化の発展ができると思う。
知事:当面県では、沼津駅北側に大きなコンベンション機能が実現できる施設をつくる予定であり、高度な音楽機能は無理としても、公共的な機能も整備する方向でやっているので、時間をいただきたい。
高崎:子供たちのジャズ活動の中には、ジャズの学校への普及と、成長期の子供たちに必要な、人間としての大事なことを学ばせたいという大きな目的がある。引退した子供たちは、大学生や社会人になっても活動に大勢関わってくれている。これからも頑張っていく。
一番苦労しているのは、メンバーの確保や運営面で、行政の協力をお願いしたい。クラシックの音楽家やピアノ家出身の先生はいるが、ジャズバンドの指導者がいない。また保守的で入り込めない。
知事:静岡県の中学校や高等学校では、ブラスバンド活動や吹奏楽が盛んだと思うが、ジャズに限定してやろうとするから普及しないのか?
高崎:以前は、ジャズをやっている学生は苛められ仲間はずれにされていたが、今ではジャズは理論的にも確率され、音大でもジャズ科が増えてきている。
知事:今年の茨城の国民文化祭では、グランプリとか金賞とか何かランク付けがあるのか?
高崎:ランク付けはないと思う。他のジャズフェスティバルでは、順位はないが、個人賞とかセクション賞などはある。
知事:何か賞を取ったときなど、知事室に表敬訪問してくれると、マスコミが取材し記事になるので、すごい宣伝効果となる。大いに宣伝に利用していただいて結構。できるだけ早い機会に来ていただくことを期待している。